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万引きGメンの仕事って、どんな仕事か気になりませんか? Gメンって響きがカッコイイのもあるけど、お客になりきって店を巡回する私服警備です。
制服を着た警備と比べ私服警備って自由に歩けてラクそうなイメージがありますね。はい!その通り。驚くほどラクちんです!そして驚くほど簡単です。更に自分のペースで週1~2でも出来る場合が多いので、副業にも最適です。
では、万引きGメンの仕事の実情を全て教えましょう。
私は経験者です。自らの経験でぶっちゃけるなら、こんなラクな仕事はありません。
頭を使う事もなければ、誰かに愛想をふりまいたり笑顔を作ったり、物を売ったり、作業したり、荷物を運んだり、そんな事は何一つしなくて良いのです。ただ、店内を巡回するだけの仕事です。
それでいて、正義の仕事なのです。
万引きGメンの仕事は、簡単に言えばお店の中を巡回して万引き犯を捕まえる事が業務の目的。
要するに私服警備です。一般的な警備員と言えば制服を着用しますが、万引きGメン(私服警備)の場合は、一般のお客に紛れるので、周囲からも気付かれる事がありません。
周囲から気付かれないので、万引き犯も見つけやすい。もちろん、万引き犯もばれるようにしませんので、怪しい人を見つけたらずっとマークして、あとをつけ、身を隠しながら行動を注視します。
例えば、スーパーなどのカートに手さげカバンをぶら下げて歩いている人がいたら注視。商品棚の前で座っている人がいれば注視。商品を不自然な持ち方をしてたら注視。目が合う人は注視。
一概には言えませんが、万引きGメンとして1ヶ月も働けば「あれ?」と感じる違和感に気づきます。そう感じた人を隠れて注視してると5割ほどの確率でカバンに商品を隠します。
ここまでは、誰でも簡単に出来るようになります。
その場で捕獲せずに、お店の外に出てから声をかけ捕獲し、お店の方に「8番です」伝え引き渡す。
この8番と言うのは隠語です。
この呼び名は店によって違い、万引き犯に関しては「3番」「5番」など店によって呼び名が違います。
私が経験した店では「万引き犯=8番」と読んでた店が6割ほどでした。
万引き犯を捕獲したら、私服警備員は犯人をお店に引き渡します。
万引き犯の末路は店の判断。警察に引き出さずに商品の買取り、念書のサインで終わる場合もあれば、問答無用で警察を呼ばれる店もあります。店の方針によって様々です。
買取りで終わる場合
例えば、5千円の商品を万引きしたら、その5千円の商品は買取りで、あとは「2度と万引きしません」と言う念書にサイン、時には「2度と来店しません」と言う念書にサインし、解放されます。
この場合は万引き犯からすればラッキーでしょう。再犯率も高い。しかし2度目は確実に警察を呼ばれます。
もちろん学生の場合は親に、大人の場合は家族に、身元を引き取りの連絡されます。犯行が悪質な場合は学校や会社に連絡される事もあります。
警察が来ない場合、万引きGメン側も犯人の個人情報を記録に残すだけ。簡単に終わります。
警察が来る場合
店によっては、80円のパン1個でも警察を呼びます。金額の大小に関わらず犯罪は犯罪と言う考え方。このタイプの店は店内に「万引きは警察を呼びます」ときちんと書いています。あれは本当ですので、絶対にしない方が良い。
こうなると現場検証になります。もちろん学生の場合は親に、大人の場合は家族に、身元を引き取りの連絡されます。犯行が悪質な場合は学校や会社に連絡される事もあります。
さらに、本籍の犯罪歴に記録され永遠に残ります。
警察が来た場合、万引きGメンはずっと立ち合いになります。
閉店間際に捕獲した場合は、状況によっては夜中まで警察の現場検証に立ち会わねばならず、残業となります。夜に食事の約束があるのに…と言った場合でも、基本的には開放してくれません。
だから、夕方になると、万引きを見て見ぬふりをするGメンが多いのも事実。逆に残業手当が付くので、稼ぐチャンスと、より頑張るGメンもいます。
万引きGメンを副業でやる場合、基本的に時給は1,000円が相場となります。万引き犯を捕獲してもしなくても、お給料は当然もらえます。
例)
1日巡回して1,000円×8時間=8,000円
万引き犯を捕獲した時のボーナスについて
もし万引き犯を捕獲したらボーナスとして2,000円ほどがプラスされる場合が多いです。この金額に関して、安いと言う声もありますが、ボーナスの金額を上げると、誤認逮捕の比率が上がってしまうので、この程度が調度良いそうです。
例えば、1件捕獲で2千円として、5件で10,000円。多い日は一日3件などありますので、しっかり結果を出せば、けっこうな収入増となります。
ちなみに、高校生や高齢者はスグに捕まえれます。
万引きGメンの仕事は本当にラクか?ハッキリ言って信じられないほど楽チンです。ただし、約8時間お店の中を歩く仕事。楽だけど足が疲れます。歩くのが苦手な人には向いていません。
そして暇すぎて苦痛な場合も多いです。お客さんが多い店の場合は怪しい人物も多く、仕事も刺激的になり緊張感も高まります。しかしお客の少ない店、お客の少ない時間帯は暇で暇で仕方ないってのが本音です。
メリット=何も考えずに店内を巡回できる。客と同じ扱い
デメリット=ずっと歩いてる、暇すぎる事が多い。
そして、万引き犯を捕まえた時の快感はクセになりますよ。
また、警察からもお店の方からも感謝されます。
万引きGメンの仕事には資格入りません。誰にでも出来ます。ただし、勤務に入る前に犯罪歴の有無は確認されます。確認される方法は簡単で、戸籍謄本の提出です。もし万引きなど犯罪歴があると永遠にそこに記録が残りますので、犯罪歴のある者はこの仕事が出来ません。
あと、薬物を使用していないか?病院で検査を受けないと行けません。この検査は5分ほどで終わる簡単なものです。検査費用は会社側が負担してくれるのが一般的です。
万引きGメンの仕事には危険性はないのか?気になります。
刺されたりしないのか?
私も仕事を始める前の面接で、その部分を確認しました。すると「今まで事故はないです」「怪我した人はいません」「万引き犯も人をケガさせたら強盗罪になり、刑罰がグッと高くなるのを知っている」と言った回答でした。
本当だろうか?
万引きをして、捕まったら逆上して、何とか逃げようとして殴りかかって来たり、刺したり、もしくは捕まった恨みで後日刺されたり… そんな心配はないのだろうか。
実際に働いて、私の周囲では、そのような被害に遭った保安員は誰一人いません。
でも、私は「こいつは危ない」と感じる奴の場合、悔しいが見逃しています。やはり身を守る事が第一です。(これは会社からの指示でもあります)
ただし、現場に2人以上の万引きGメンがいる場合は協力し合って犯人を取り押さえます。お店の店員に「不審人物がいます」と伝えて協力を促す場合もあります。一人では危険でも、数人で確保できれば危険度も下がります。
万引きGメンの仕事の危険性が心配ですが、実際には8割の人が声をかけられたら素直に捕まります。「私何もやってませんよ」と口で抵抗して来ますが、「3階でイヤホンをポケット入れたよね?」と具体的に状況を言ったり「隠しカメラに写ってるよ」と言うと、まず諦めます。
「抵抗したら、一発で警察くるよ」
この言葉でほぼ観念します。実際に暴れたら警察は100%来ます。そうなると犯罪者として経歴に残ってしまいます。その事を瞬時に伝え、逃げないように手をグッと捕まえておく。
万引き犯の大半が、自分自身が悪い事をしている事を知っています。あとは少しでも罪が軽くなるよう、警察を呼ばれないよう、学校や会社にバレないように必死になるのが多いです。
意外と言えば意外なのですが、この仕事をしていて分かるのが高齢者の万引きの多さです。90歳以上の人が捕まるケースも珍しくありません。理由は貧困であること、刺激が欲しいと言う場合、あとは痴呆と言う場合もあります。とにかく高齢者の万引きは驚くほど多いです。
そんな高齢者が盗むのは食品や日用品。お肉やお惣菜をレジを通さず持ち帰ったりしています。
最近では犯罪者がお店に入ると、顔認証システムが作動し、万引きGメンが携帯しているスマホに連絡が入ります。
例えば…
2019年1月1日 ドン・〇ホーテ 新宿店 スマホケース 3点 3,150円 万引き 山田太郎 60歳
このような感じです。もちろん万引きGメンだけでなく、社員さんが持つ携帯にも連絡が入り、インカムを使って全店員に警戒指示が流れます。
要するに、1度捕まった者はマークされやすい。あっという間に捕まるのです。このシステムは採用している店としていない店があります。ただ、大型チェーン店の多くが採用し始めています。
私が万引きGメンの仕事をして一番驚いたのが、万引きGメンのネットワークです。要は社内の連絡簿として使用しているLINEですが、ここでは信じられない程の情報が共有されています。
その情報と言うのは、万引き犯はお客さんに限らないと言う事。あの店のあの店員が怪しい。今回検挙した万引き犯は、この手口で商品を盗ったなど、色んな生々しい情報が飛び込んで来ます。
この情報だけでも、自分が異世界の仕事をしているんだと言う、遣り甲斐を感じれて面白いです。
副業として働ける万引きGメンの仕事は週1でも出来ます。実際に私は土曜日だけ入っていますが、これだけで月に3万~4万円ほどの副収入です。
ただ店内を歩くだけ、そして防犯の知識が磨け、さらに珍しい経験も沢山出来ます。そして万引きGメンは正義の仕事なのです。副業としては面白いし、簡単に出来ます。
副業を探しているなら、一度トライしてみては如何でしょうか。